経審の評価点アップの方法の一つに『CPD単位の取得』があります。
これは、各技術者が取得したCPD単位の平均値により評価されるものです。
CPD制度とは?
CPD制度とは、技術者のスキルや知識を継続的に向上させるための取り組みです。
具体的には、教育プログラムや講習を受講した技術者などに対して、学習時間をCPD単位として付与されます。
この制度に積極的に取り組み、各技術者のスキルや知識が向上し続ける結果、技術者が所属する『建設業者の技術力』の評価に繋がるのですね。
技術者本人にとってもスキルアップが自身の財産になるのではないでしょうか。
但し、経審の評価点を考えるのであれば、ただ受講すればいいわけでありません。
CPD制度の登録をして、一年間様々なプログラムを履修し、その取り組みの実績を証明してもらう必要があります。
経審の加点に繋げるために必要な流れ
(1)実施団体にCPD制度の登録して、IDを取得する(カード取得)
◆18の認定団体のいずれかに登録します。
経審では1つの団体の単位しか選べないため、
自社の業種に合うもので選別された方がよいかと思います。
◆個人ベースの登録です。
◆オプションとして、企業担当者が管理するための登録があり、
「社内機能ID」を取得することができます。
(2)認定プログラムを受講(CPD単位の蓄積)
◆認定されたプログラムを受講しなければ意味がありません。
事前に認定されたプログラムであるかの確認が大事です。
◆IDに取得したCPD単位が蓄積されます。
審査基準日前1年間に取得したCPD単位が対象です。
(3)実績証明書の発行 ⇒経審ではこれが必要!
◆CPD制度に登録せずとも受講はできますが、登録がないと「実績証明書」の発行をしてもらえません。
◆各技術者のCPD単位の上限は30です。
◆各技術者の取得したCPD単位の合計をもとに算出します。
下記、登録機関の一つですのでご参考まで。
・一般財団法人 建設業振興基金 https://www.fcip-cpd.jp/
その他、例えば管工事であれば次の団体もあります。
・公益社団法人 空気調和・衛生工学会
・公益財団法人 建築技術教育普及センター
CPDの認定団体一覧は以下の通りです。
※CPD単位(Z3)の計算方法
各技術者のCPD単位は、技術者が審査基準日以前1年間に取得したCPD単位によって修得を認定された単位数を、CPD認定団体ごとに決められた数値で除し、30を乗じた数値の合計数になります。30を超える場合は30となります。
これからもお客様の事業拡大・発展・継続のため、
未来にに繋がる様々な情報提供や最善の選択肢を考え提案をしてまいります。