建設業の許可業種は29業種ありますが、実際の工事内容がどの許可になるのか、わかりにくい工事が多々あります。
今回は、特に工事区分のわかりにくい、「リフォーム工事」について工事例をまとめました。
工事内容とその工事区分
- 建築確認をするような増築や改装を行う工事 ⇒ 建築一式工事(原則元請)
- 部屋の間取りの変更や壁紙、フローリングの張替 ⇒ 内装工事
- 外壁塗装 ⇒ 塗装工事
- トイレやユニットバス、給湯器、エアコンの交換 ⇒ 管工事
- ドアや窓サッシ、シャッターの交換 ⇒ 建具工事
- ウッドデッキやバルコニーの設置 ⇒ 大工工事
- フェンスや門などの外構のリフォーム ⇒ とび・土工・コンクリート工事
請負った1件の工事に、複数の許可業種の工事が含まれる場合、全体の請負金額は一番金額の割合の大きい工事のものとなります。
たとえば、以下のようなあさひ様邸のリフォーム工事一式(合計510万円)を請け負った場合…
工事内容 | 費用 |
---|---|
壁紙張替(内装工事) | 5部屋 40万円(税込) |
床フローリング張替(内装工事) | 5部屋 40万円(税込) |
外壁塗装(塗装工事) | 250万円(税込) |
ウッドデッキ設置(大工工事) | 80万円(税込) |
庭外構工事(とび・土工・コンクリート工事) | 100万円(税込) |
請負金額が税込500万円を超える工事のため、建設業許可が必要です。
金額として一番大きい工事が250万円の外壁塗装工事ですので、この場合は塗装工事の建設業許可が必要となります。
※何を目的に請け負ったかがポイントです。上記は、ざっくりとした具体例なので、ご参考まで。
税込500万円を超える工事をする場合、建設業許可が必要となるタイミングは、”契約時”です!
着工時ではないので、大きな工事を請ける予定がある場合は、早めに建設業許可の取得に向けて動き出すことをお勧めします。
あさひ法務では、無料相談もお受けしておりますので、ぜひご相談ください。